医学部受験は難しいという漠然としたイメージを持っていても、具体的に何が難しいのか理解していない方も多くいます。
しかし医学部受験に立ち向かうためには、何が難しいのか把握し、合格のために必要な対策を立てていくことが大切です。
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偏差値の高さ
難しいと言われる最大の理由としてあげられるのが、偏差値の高さです。
医者になるために大学へ進学する方の中には、中学や高校で学年1位の優秀な成績を収めてきた学生が多くいます。
そして有名な進学校に通っている方が進学を目指している場合も多いため、ライバルとなるのは全国でトップクラスの方ばかりです。
そのような偏差値が高いライバルと一緒に試験を受けることになるため、学力がないと合格できない環境だと押さえておきましょう。
基本的な問題集などをしっかりと行うだけでも合格を目指すことは可能
トップクラスの受験生が集まる環境のため、医学部を受けるためには特殊な対策が必要というイメージを持っている方も多くいます。
しかし難しいと言われる理由には、特殊な対策が必要という要素はありません。
難易度の高い問題を解くことも大切ですが、基本的な問題集などをしっかりと行うだけでも合格を目指すことは可能です。
難しいと言われるといっても、試験で出題されるのは高校の教育課程で習う項目のみです。
そのため高校の授業内容を100%理解して自分の知識として活用できる方であれば、合格できる確率は高まります。
自分ならではの勉強法を見つけて学力をアップさせる
また合格に近づくためには、実際に合格した方の体験談を参考にして、同じ方法を実践すればいいというイメージを持っている方もいます。
しかし同じ方法を実践するだけでは、合格に近づけるとは限りません。
同じ内容の勉強をする場合でも、人によって合っている勉強法には違いがあります。
そして自分と合わない勉強法を続けたら、成績を上げるのが難しくなってしまうので注意しましょう。
全国トップレベルの偏差値に到達して志望校の合格を目指すためには、自分ならではの勉強法を見つけて学力をアップさせることが大切です。
何となく良さそうだと感じたベターな選択肢を実際に試してみる
ここで問題になるのが、自分に合った勉強法を見つけるためにはどうしたらいいのかという点です。
成績を上げるために、自分に合った勉強法探しに時間を割いてしまう方も多くいます。
ですが自分に合った勉強法を探すことは大切なものの、勉強法探しだけに時間を使ったら意味がありません。
最初からベストな勉強法を見つける必要はないので、まずは何となく良さそうだと感じたベターな選択肢を実際に試してみましょう。
勉強しながら色々な方法を試していくことで、自分に合った勉強法を見つけて学力を伸ばしやすくなります。
ライバルを意識しすぎて焦ってしまう
また医学部受験における難しさの理由の1つが、ライバルを意識しすぎて焦ってしまうという点です。
模試を受けた際に、ライバルたちより成績が低くて志望校に合格できるかどうか不安になって焦って勉強に集中できない方もいます。
勉強しても成績が上がらないと、自分の勉強にやっている価値があるのか不安になってしまう方もいるでしょう。
しかし少し勉強しただけで、成績はすぐに反映されるものではありません。
成績を伸ばすのに時間がかかる方もいますが、成績が上がる前に焦って自滅してしまうと合格までの長い道のりを乗り切るのが難しくなってしまうので注意が必要です。
基礎をしっかりと固めるということを意識する
さらに勉強を進めるうえで、最初から難易度が高い問題を解こうとして挫折してしまう方も多くいます。
確かにトップレベルの偏差値の人たちと同じ大学を目指すうえでは、難易度の高い問題を解ける学力を身につけることが大切です。
しかし最初から難易度の高い問題を解こうとしても、基礎が身についていない段階では解くためのアプローチの方法すらわからず戸惑ってしまうこともあります。
難易度の高い問題を解くことは大切ですが、勉強を始めたばかりのタイミングでは、基礎をしっかりと固めるということを意識しましょう。
成績アップにつながりにくい基礎固めの対策が難しい
医学部受験の勉強において、基礎というのは勉強の土台となる大切な部分です。
土台の基礎が不安定な状態だと、応用問題に進んだときに対応がしにくくなります。
ですが基礎ばかり勉強をしていると、成績アップにつながらないので焦ってしまう方もいます。
しかし基礎がしっかりと固まっていれば、応用問題に進んだときにスムーズに解きやすくなるという点を押さえておきましょう。
成績アップにつながりにくい基礎固めの対策が難しいというのも、合格への道のりが大変と感じる人が多い理由の1つです。
試験までの時期に合わせた勉強の進め方が大切
そして合格へとつなげるためには、試験までの時期に合わせた勉強の進め方が大切です。
試験の半年前までは基礎を固め、3カ月前までは応用問題を中心に解く、そして本番直前までは過去問を中心とした対策をするなどのスケジュールを立てて進めていくことが大切です。
しかしスケジュールを決めるのが難しい、決まってもスケジュール通りに進められないなどの点で挫折してしまう方もいるので注意が必要です。
まとめ
医学部受験が難しいとされる理由には、さまざまな理由があります。
実際にどのような理由があるのか1つずつ確認しながら、合格に向けてどのような対策が必要になるのか考えていきましょう。