お風呂は命の洗濯であると、ある有名な作品の中で語られる。
汗と汚れを落としつつ一人になる時間というのは至福のもであると、その作品は語っているのだ。
シャワーの水圧や浴槽の水圧は体を適度に刺激してくれ、また体温と同等か少し高い温度のお湯は血行を良くしてくれる。
それらの効果が重複することによりリフレッシュ効果とリラックスを生むのである。
Contents
外湯ではもっとバリエーション豊かな風情が味わえる
内湯でもこれほど大きな効果があるが、外湯ではもっとバリエーション豊かな風情が味わえる。
日本は温泉がよく出る地域柄、湯治の旅というものが盛んに行われていた。
現代でもその痕跡が残っており、山沿いなどには温泉を主体とした宿場が各地に点在しているのである。
日曜祝日などの休日には車や電車などを使い、温泉を巡る旅をするのも風情というものだ。
温泉には様々な特色があり、強アルカリ性や発泡性や濁り湯など、地域によってその水質は様々なのである。
スーパー銭湯の魅力
そんな風情や趣を身近で楽しむことが出来るのがスーパー銭湯だ。
源泉を採掘してお風呂に適した温度まで加熱することで、温泉として利用する施設が多い。
バリエーションに富んでいて、露店も内湯も楽しめるし、白湯も発泡性のお湯も再現しているなど湯質を楽しむことが可能である。
天気のいい日に源泉かけ流しの露天風呂に入れば、旅情気分が程近い場所でも楽しめるというものだ。
スーパー銭湯の凄い所はこれだけにとどまらない。
なんとサウナが楽しめてしまう。
サウナはスチームタイプやドライタイプ、岩盤浴などなどいくつもの種類があり、それぞれに似て非なるものである。
共通しているのは体の内側から汗を出すことで老廃物の代謝を促し、深奥を温めることで疲労回復の効果があることだ。
サウナは３回入ることを1セットとして行うと効果が高い。
間に水分補給することを忘れてはいけないのだ。
必ず守らなければならない。
じっくり入るならば岩盤浴が最適
経験上じっくり入るならば岩盤浴が適している。
やや高めの室温の部屋に入り寝転ぶと床面がじんわり温かい。
最初はぬるく感じるが10分もすると発刊してくるのだ。
そこからはまどろみと共にじわじわ体が温められる。
通常のサウナよりも負担が少ないので、体に優しいサウナなのである。
温泉に入り岩盤浴でまどろんだ後は館内着に着替えを済ませ、水分をたっぷり取って昼寝をするもよし、食堂へ行ってご飯を食べるのも自由だ。
スーパー銭湯の魅力はこの自由度にあるのだ。
のんびりゆっくりしているとあっという間に2時間３時間は過ぎてしまう。
忙しい毎日は一時だけ忘れてリラックスタイムを満喫する。
お昼寝処には本やTVが置いてあるので、ぼんやり眺めるのも新しい発見がある。
懐かしい瓶入りのコーヒー牛乳を見つけたので購入して飲んでみると、子供の頃に帰ったようなふんわりした気分に変わる。
マッサージチェアにコインを入れて座れば、温泉でほぐれた体がさらにリラックスする。
これぞ至福の一時。
場所によっては水着着用の混浴もある
スーパー銭湯は一人で行ってもいいし友人や恋人と言ってもいい。
場所によっては水着着用の混浴もあるので、恋人と一緒に温泉に浸かることが出来るのだ。
岩盤浴は岩盤浴専用の衣服があるため男女兼用の部屋も、女性専用の部屋もある。
誰かと一緒に行けば、入浴後にご飯を食べながら談笑するのもいい気分。
こうして一日を過ごすと正に命の洗濯になる。
いくつもスーパー銭湯に行くとそれぞれ特色を感じることができる。
クラシックで基本に忠実なお店もあればエンタメ色の強いお店もあるのだ。
昔懐かしい放浪の看板などを飾り昭和の香りをさせているなど、アイデア勝負のお店もある。
食事がとても美味しくてお風呂だけではなく食事を楽しみにして通える店も少なくない。
お洒落なカフェを併設しているので女性に人気のお店もある。
こうして梯子してみると、街中や郊外でも湯治気分を味わうことが出来るのだ。
スポーツジムを運営しているスーパー銭湯
個人的に気に入っているのはスポーツジムを運営しているスーパー銭湯だ。
プールで泳ぎ筋トレで汗を流しクールダウンしたらシャワーを浴びて温泉に入ることが出来る。
筋トレで疲れた体には疲労回復効果のあるラジウム温泉が心地よい。
前述した岩盤浴で寝転ぶと瞼が重くなってくる。
体の力を抜いてBGMを聞きながらゆったりした時間を過ごすと、喜びが体を巡るようだ。
血行が良くなるので疲労回復にも持って来いなのである。
運動しお風呂でリラックスしたら次は食事をしたい。
筋トレ後の食事はたんぱく質を中心とした薄味の料理がいい。
スポーツジムと運営が一緒なので、栄養士が特別なメニューを開発している。
ブロッコリーや納豆などを添えた、薄味の赤身肉の焼肉定食はご飯がすすむ。
それでいて栄養計算がされているので、運動後の食事にぴったりなのだ。
プロテイン系のドリンクや、エナジーバーも扱っているので、小腹がすいた時の栄養補給もばっちりなのである。
まとめ
特色あるお店が増えており、目的に応じて選べることは嬉しいことだ。
運動するもよし、カフェでのんびりコーヒーを飲むのもいい。
現代の温泉施設は、疲れた現代人を癒すヒーリングスポットなのである。
今月のおすすめ
スーパー銭湯 京都