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週末ひとり旅におすすめ!静かで美しい新潟の穴場観光スポット7選

朝霧に包まれた棚田に、最初の陽光が差し込む瞬間。
水面が黄金色に染まり、まるで大地が深呼吸をするかのように、ゆっくりと目覚めていく――。

新潟の山あいで出会った、この静寂と美しさの調和。
それは、都会の喧騒に疲れた心を、じんわりと解きほぐしてくれる特別な時間でした。

米どころ新潟といえば、誰もが思い浮かべるのは豊かな田園風景と美味しいお米、そして地酒でしょう。
でも実は、この地には観光ガイドブックには載りきらない、ひとり旅にぴったりの「静かで美しい」場所が点在しているのです。

今回は、週末のふらり旅で訪れたい、新潟の穴場観光スポットを7つご紹介します。
どこも、観光バスが押し寄せるような場所ではありません。
だからこそ、自分だけの特別な時間、新潟でハイエンド体験を過ごせる――そんな場所ばかりを集めました。

1. 美人林(十日町市)―― 樹齢100年のブナが織りなす天然の大聖堂

松之山の丘陵地帯を車で走っていると、突然、視界が開けます。
すらりと伸びた無数の白い幹が、まるで天を支える柱のように立ち並ぶ光景。

「美人林」と呼ばれるこの場所は、約3ヘクタールの敷地に、樹齢約100年のブナが3,000本も群生している神秘的な森です。

四季が描く、移ろいゆく美しさ

春、残雪の中から萌黄色の新芽が顔を出す頃。
その瑞々しい生命力は、長い冬を越えた大地の歓びそのもの。

「ここはね、夏になると気温が2度も低いんです。天然のクーラーですよ」

地元で森の管理をしている男性が、優しい笑顔で教えてくれました。

確かに、真夏でもブナの葉が作る木漏れ日の下は、ひんやりと心地よい。
風が吹くたび、さらさらと葉が擦れ合う音が、まるで森の囁きのように聞こえてきます。

アクセス情報

  • 住所:新潟県十日町市松之山松口1712-2付近
  • 駐車場:無料(普通車約20台)
  • 最寄り駅:北越急行ほくほく線「まつだい駅」よりタクシーで約20分

おすすめの過ごし方

遊歩道が整備されているので、ゆっくりと森林浴を楽しむことができます。
特に早朝、朝霧が立ち込める時間帯は格別。
カメラを片手に、自分だけの「美人林」を探してみてはいかがでしょうか。

2. 龍ヶ窪(津南町)―― エメラルドグリーンに輝く神秘の池

津南町の山深い場所に、ひっそりと佇む池があります。
近づくにつれて、木々の間から見え隠れするエメラルドグリーンの水面。

その美しさに、思わず息を呑みました。

「龍ヶ窪」は、毎分30トンもの地下水が湧き出る神聖な池。
1日で池の水がすべて入れ替わるため、どんなときも澄み切った透明度を保っているのだそうです。

龍神伝説が息づく聖地

池の畔には小さな祠があり、今でも地元の人々が大切に守っています。

昔、長い日照りが続いたとき、村人の前に龍が現れてこの池を作ったという伝説。
そんな物語を知ると、この神秘的な色合いも、どこか神々しく感じられます。

見どころポイント:

  1. 池の周囲を巡る遊歩道
  2. 飲料水として汲める湧水スポット
  3. 新緑や紅葉の時期の絶景

実際に水を口に含んでみると、まろやかで優しい味わい。
この水で淹れたコーヒーは格別だろうなと、つい想像してしまいます。

アクセス情報

  • 住所:新潟県中魚沼郡津南町谷内
  • 駐車場:無料あり
  • 最寄り駅:JR飯山線「津南駅」よりタクシーで約15分

3. いもり池(妙高市)―― 逆さ妙高が映る天然の鏡

標高2,454メートルの妙高山。
その雄大な姿を、最も美しく映し出すのが「いもり池」です。

風のない朝、水面に映る「逆さ妙高」は、まるで山が二つ存在するかのよう。
この幻想的な光景を前にすると、時間を忘れて見入ってしまいます。

ミズバショウの楽園

4月下旬から5月にかけて、池の周辺には10万株ものミズバショウが咲き誇ります。

「毎年、この花を見に来るんです。何度見ても飽きないんですよね」

隣でスケッチをしていた女性が、そう呟きました。
白い可憐な花が、まだ雪の残る湿原に点々と咲く様子は、まさに春の訪れを告げる使者のよう。

おすすめ時期と見どころ

季節見どころ特徴
ミズバショウ群生10万株の白い花
涼やかな高原散策避暑に最適
紅葉と妙高山鮮やかなコントラスト
雪景色銀世界の静寂

妙高高原ビジターセンターも併設されているので、自然について学びながら散策を楽しめます。

アクセス情報

  • 住所:新潟県妙高市池の平温泉
  • 駐車場:無料
  • 最寄り駅:JR信越本線「妙高高原駅」よりタクシーで約10分

4. 沼垂テラス商店街(新潟市)―― レトロと新しさが共存する不思議な街

新潟駅から歩いて20分。
オレンジ色の街灯が並ぶ長屋に足を踏み入れると、そこはまるで昭和にタイムスリップしたかのような空間。

「沼垂(ぬったり)テラス商店街」は、かつての市場の長屋をリノベーションして生まれ変わった、今最も注目される観光スポットです。

個性豊かな30軒の物語

陶芸工房、古道具屋、雑貨店、カフェ――。
約30軒の店舗が、それぞれの物語を紡いでいます。

「この建物、もともとは寂れたシャッター商店街だったんですよ」

ガラス工房を営む店主が、とんぼ玉を作りながら話してくれました。

今では週末になると、県外からも多くの人が訪れる人気スポット。
でも、どこか懐かしくて温かい雰囲気は変わりません。

必食!沼垂グルメ

  • 沼ネコ焼:新潟県産コシヒカリの米粉を使ったもちもち生地
  • 地元野菜の惣菜:ヘルシーでリーズナブル
  • クラフトビール:新潟の食材を使った個性的な味わい

路地裏には猫たちがのんびりと昼寝をしていて、まるでこの街の住人のよう。
時間に追われることなく、ゆったりと過ごせる場所です。

アクセス情報

  • 住所:新潟県新潟市中央区沼垂東
  • 最寄り駅:JR新潟駅より徒歩約20分
  • バス停:「沼垂四ツ角」下車徒歩2分

5. 笹川流れ(村上市)―― 日本海が創り上げた天然の芸術回廊

村上市の海岸線を北上していくと、突然、風景が変わります。
澄み切ったエメラルドブルーの海と、奇岩が織りなす壮大な景観。

全長約11キロメートルにわたる「笹川流れ」は、国の名勝および天然記念物に指定された、新潟が誇る絶景スポットです。

日本屈指の透明度が生む奇跡

「こんなに透明な日本海、見たことありますか?」

遊覧船の船長さんが誇らしげに言います。

確かに、水深5~6メートルでも海底が見えるほどの透明度。
これは、近くに大きな川がないため、土砂が流れ込まないからだそうです。

必見の奇岩群:

  • 眼鏡岩:波の浸食でできた2つの穴(現在は片方崩落)
  • 屏風岩:まるで屏風を立てたような岩の連なり
  • 恐竜岩:恐竜の姿に見える巨岩

特に夕暮れ時、奇岩のシルエットと沈む夕日のコントラストは、息をのむ美しさ。
道の駅「笹川流れ夕日会館」から眺める夕景は、一生の思い出になるでしょう。

海の幸も楽しみのひとつ

夏は岩ガキ、冬は寒ブリと、季節ごとの海の幸も魅力。
特に夏の岩ガキは、プリプリの食感と濃厚な旨味が絶品です。

「日本海ソフトクリーム」という、ほんのり塩味のきいた水色のソフトクリームも人気。
きれいな海を眺めながら味わうと、幸せな気分になれます。

アクセス情報

  • 住所:新潟県村上市寒川~浜新保
  • 最寄り駅:JR羽越本線「桑川駅」より徒歩5分
  • 車:日本海東北自動車道「村上瀬波温泉IC」より約45分

6. 星峠の棚田(十日町市)―― 朝霧と水鏡が織りなす日本の原風景

まだ暗い早朝5時。
山道を登っていくと、視界が開けた瞬間、そこには息をのむ光景が広がっていました。

約200枚の棚田が、まるで魚の鱗のように斜面を埋め尽くしています。
朝霧が谷間を流れ、水を張った棚田が、刻一刻と変わる空の色を映し出す――。

年に2回だけの特別な風景

春(4月下旬~6月)と秋(10月後半~11月)。
この時期だけ、棚田に水が張られ「水鏡」となります。

「もう30年以上、この棚田を守ってきました。大変だけど、この景色があるから続けられるんです」

地元の農家の方の言葉に、この美しい風景の裏にある努力と愛情を感じました。

ベストタイミング:

  1. 早朝の雲海(運が良ければ)
  2. 朝日が棚田を黄金色に染める瞬間
  3. 夕暮れ時の幻想的な光景

ただし、ここは観光地ではなく、農家の方々の大切な農地。
ロープの中から静かに眺めるマナーを守りましょう。

アクセス情報

  • 住所:新潟県十日町市峠
  • 駐車場:普通車20台、大型車1台
  • 最寄り駅:北越急行ほくほく線「まつだい駅」よりタクシーで約20分
  • ※冬季(11月中旬~4月下旬)は積雪のため車での進入不可

7. 見倉橋(十日町市)―― 清津川に架かる赤い吊り橋の絶景

清津川の深い谷に、一本の赤い吊り橋が架かっています。
長さ約47メートル、高さ約14メートルの「見倉橋」。

橋の上から見下ろす清津川の透き通った水と、周囲の山々の緑。
その鮮やかなコントラストは、まるで絵画のような美しさです。

四季折々の表情を楽しむ

新緑の5月、紅葉の10月。
特にこの時期の見倉橋は、多くの写真愛好家を魅了します。

橋を渡るときの適度なスリルと、眼下に広がる絶景。
ひとりでゆっくりと、この特別な空間を独占できる贅沢を味わってください。

アクセス情報

  • 住所:新潟県十日町市
  • 最寄り駅:北越急行ほくほく線「まつだい駅」より車で約30分
  • 駐車場:あり

まとめ ―― あなたの心に寄り添う、新潟の静寂

バスを降りると、潮の香りと土の匂いが混じった風が、ふわりと頬を撫でていきました。

そう、冒頭でお話しした、あの朝霧の棚田。
それは星峠で出会った光景でした。

新潟の穴場スポットを巡る旅は、決して派手ではありません。
でも、そこには都会では味わえない「本物の静けさ」と「飾らない美しさ」があります。

美人林の木漏れ日、龍ヶ窪の神秘的な水、いもり池の鏡のような水面。
沼垂テラスの懐かしい温もり、笹川流れの雄大な海、星峠の幻想的な朝。
そして見倉橋から見下ろす、深い谷の静寂。

これらの場所は、訪れる人の心にそっと寄り添い、優しく包み込んでくれます。

週末、ふと「ひとりになりたい」と思ったとき。
新潟の静かで美しい場所が、あなたを待っています。

だから、新潟の旅はやめられないのです。


旅のヒント

新潟のひとり旅を楽しむために:

  • 早朝の時間帯は人が少なく、特別な景色に出会えます
  • 地元の人との何気ない会話が、旅の思い出を豊かにします
  • 季節ごとに表情が変わるので、何度訪れても新しい発見があります

次の週末、あなたもこの静寂と美しさに身をゆだねてみませんか?

駐在妻のためのバンコク生活ガイド:趣味から教育まで

「海外駐在」という言葉に、期待と不安が入り混じる気持ちをお持ちではないでしょうか。

私は商社マンとして、家族とともにバンコクで5年間の駐在生活を経験しました。

そして今、多くの駐在妻の方々から「バンコク生活って、実際どうなの?」という質問をよく受けます。

確かに、慣れない異国の地での生活には様々な不安がつきものです。

でも、そんな不安を感じているあなたに、まずお伝えしたいことがあります。

バンコクには、日本人駐在妻の方々の充実した生活を支える、素晴らしい環境が整っているんです。

このガイドでは、私の経験と、現地で出会った多くの駐在妻の方々の声を基に、バンコクでの新生活を楽しむためのヒントをお届けします。

バンコクでの新生活の準備

新しい生活を始めるにあたって、まず押さえておきたい準備のポイントをご紹介します。

きちんと準備をすることで、現地での生活をよりスムーズにスタートできるはずです。

必須アイテムと持参するべきもの

バンコクは近代的な都市であり、ほとんどの生活用品は現地で調達可能です。

しかし、以下のものは日本から持参することをお勧めします。

  • 医療関連品: かかりつけ医から処方されている薬(英文の診断書も忘れずに)
  • 化粧品・スキンケア用品: 日本製品へのこだわりがある方は2-3ヶ月分
  • 調理器具: 炊飯器や包丁など、愛用の調理道具(現地でも購入可能ですが、慣れた道具があると心強いです)

ただし、バンコクには日本の家電量販店やドラッグストアの支店も多くあります。

「これは現地で買えるかな?」と迷った場合は、まず持参を見送り、現地で必要に応じて購入するという選択肢も検討してみてください。

現地での住居選び:エリア別の特徴と利便性

バンコクでの駐在生活の質は、住居選びで大きく変わります。

バンコク駐在が決定!家探しで失敗しないためのポイントを解説」で詳しく解説していますが、特に重要なのが交通アクセスです。

特に、BTSスカイトレイン(高架鉄道)やMRT(地下鉄)の駅からの距離は、生活の質を大きく左右します。

主要な居住エリアの特徴をご紹介します。

エリア名特徴おすすめポイント
スクンビット日本人駐在員が最も多い日本食スーパー、日本料理店が充実
サトーンビジネス街、閑静な住宅地インターナショナルスクールが多い
アソーク交通の要所、便利な立地ショッピングモール、オフィス街が近接

住居選びでは、以下の点にも注目してください:

  • セキュリティ体制(24時間警備の有無)
  • 日本人コミュニティの存在
  • 近隣の食料品店やレストランの充実度
  • 病院へのアクセス

必要な手続きと行政対応の基本

バンコクでの生活を始めるにあたり、いくつかの重要な手続きがあります。

  1. 在留届の提出
    駐在員の配偶者として、在タイ日本大使館への在留届提出は必須です。
    オンラインでも手続き可能で、緊急時の連絡や各種証明書の発行に必要となります。
  2. 運転免許の切り替え
    日本の運転免許証を現地の免許証に切り替えることができます。
    必要書類:
  • パスポート
  • 在留許可証
  • 日本の運転免許証(英訳付き)
  • 居住証明書
  1. 銀行口座開設
    主要な銀行では日本語対応可能なスタッフが常駐しています。
    おすすめの銀行:
  • バンコク銀行
  • カシコン銀行
  • サイアム商業銀行

これらの手続きは、赴任後できるだけ早めに済ませることをお勧めします。

特に銀行口座開設は、現地での生活費管理や公共料金の支払いに必須となります。

上記の手続きについて不安な点がある場合は、配偶者の会社の担当者や、現地の日本人会に相談するのが確実です。

私の経験では、多くの場合、先輩駐在員の配偶者の方々が親身になってサポートしてくださいました。

日常生活を快適にするためのヒント

バンコクでの生活は、最初は戸惑うことも多いかもしれません。

しかし、コツを掴めば、とても快適で魅力的な毎日を過ごすことができます。

私の妻も、慣れない環境に最初は苦労していましたが、今では「バンコクでの暮らしが楽しくて仕方ない」と言うほどです。

食事と買い物:ローカル市場から輸入品スーパーまで

バンコクの買い物事情は、実は日本以上に便利かもしれません。

特に、食材の調達方法は大きく分けて3つのルートがあります。

  1. 日系スーパーマーケット
    フジスーパー、MaxValueなどが各所にあり、日本の食材が豊富に揃っています。
    値段は日本の1.5〜2倍程度ですが、品質は確かです。
  2. 現地のスーパーマーケット
    Central Food Hall、Tops、Big Cなどが代表的です。
    輸入食材と現地食材をバランスよく取り扱っており、値段も手頃です。
  3. ローカル市場
    新鮮な野菜、果物、魚介類が驚くほど安価で手に入ります。
    ただし、最初は現地の方に同行してもらうことをお勧めします。

実は、多くの駐在妻の方々が「市場での買い物」を、バンコル生活を楽しむきっかけの一つとして挙げています。

交通手段と移動:BTS、タクシー、バイクタクシーの使い分け

バンコクの交通手段は、状況に応じて使い分けることが重要です。

交通手段メリット注意点
BTSスカイトレイン渋滞の心配なし、定時性混雑時は快適さに欠ける
MRT(地下鉄)気候の影響を受けにくい駅の数が限られている
タクシードアツードア、手頃な料金渋滞時は時間が読めない
バイクタクシー渋滞でも素早く移動可能安全面での不安あり

私のお勧めは、BTSやMRTをメインに使い、最終目的地までの短距離をタクシーで移動するという組み合わせです。

特に雨季の時期は、この方法が最も確実で快適です。

タクシーを利用する際の注意点として:

  • メーター使用を確認する
  • 目的地を英語と日本語で書いたメモを用意する
  • Grabアプリ(配車アプリ)の利用も検討する

医療と健康管理:おすすめの病院と診療所

バンコクの医療レベルは、実は東南アジアでもトップクラスです。

特に私立の総合病院は、設備も整っており、日本語対応も可能な場合が多いです。

特におすすめの病院:

  • バンコク病院(日本語対応可、24時間体制)
  • サミティベート病院(多言語対応、専門医が充実)
  • バムルンラード病院(高級感があり、快適な環境)

健康管理のポイントとして、以下の点に特に気を付けましょう。

  • こまめな水分補給(特に屋外活動時)
  • 食中毒予防(生もの注意、外食時の店選び)
  • 冷房対策(室内外の温度差による体調管理)

趣味と交流の場を広げる方法

バンコル生活を本当の意味で楽しむためには、趣味や交流の場を持つことが大切です。

実は、この部分にこそバンコク生活の醍醐味があると言っても過言ではありません。

人気の趣味とレッスン:ヨガ、料理教室、タイマッサージ

バンコクでは、様々な趣味やレッスンを気軽に始めることができます。

特に人気があるのは:

  1. ヨガ・フィットネス
    True Fitness、Yoga Elementsなどの高級ジム
    アソーク、トンローエリアの日系ヨガスタジオ
    個人レッスンも比較的リーズナブル
  2. タイ料理教室
    Blue Elephant Cooking School
    Silom Thai Cooking School
    アマタ料理教室(日本語対応可)
  3. タイマッサージスクール
    ワットポー・マッサージスクール
    Health Land Spa School
    ITMマッサージスクール

これらのアクティビティは、技術の習得だけでなく、新しい友人作りの機会にもなります。

駐在妻のためのコミュニティとネットワーキング

バンコクには、活発な日本人コミュニティが存在します。

以下のような場所や機会を通じて、同じ立場の方々と出会うことができます:

  • 日本人会(定期的な文化活動、イベントの開催)
  • 趣味のサークル活動(読書会、お茶会、ゴルフなど)
  • 地域別の主婦の会(スクンビット、サトーンなど)
  • SNSコミュニティ(Facebook groups、LINEグループなど)

私の妻の経験からも、これらのコミュニティへの参加が、バンコク生活を豊かにする大きなきっかけとなりました。

週末の楽しみ方:バンコク近郊のおすすめスポット

週末を利用して、バンコク近郊への小旅行を楽しむのもお勧めです。

目的地所要時間おすすめポイント
アユタヤ車で1.5時間世界遺産の遺跡群
ホアヒン車で3時間リゾートビーチ、ゴルフ
カンチャナブリ車で3時間戦場にかける橋、自然

週末の過ごし方のコツは、暑さを考慮した行動計画を立てることです。

例えば:

  • 早朝から観光をスタート
  • 昼間の暑い時間帯は室内で過ごす
  • 夕方からナイトマーケットや屋外活動を楽しむ

このようなメリハリのある過ごし方で、充実した週末を楽しむことができます。

子育てと教育事情

お子様のいる駐在家族にとって、教育環境の整備は最も重要な関心事の一つではないでしょうか。

バンコクは、実は東南アジアの中でも教育環境が充実している都市の一つです。

特に、インターナショナルスクールの選択肢の多さは、他の駐在地と比べても際立っています。

バンコクのインターナショナルスクールの選び方

バンコクには100校以上のインターナショナルスクールが存在し、その多さゆえに選択に迷う方も多いでしょう。

学校選びで重視すべきポイントを、以下の表にまとめました。

評価項目重要度主なチェックポイント
教育の質★★★★★カリキュラム内容、教師の質、クラスサイズ
アクセス★★★★☆通学時間、送迎バスの有無、渋滞事情
施設環境★★★★☆教室設備、図書館、運動施設の充実度
コスト★★★☆☆学費、諸経費、奨学金制度の有無

特に評判の高いインターナショナルスクールには、以下のような特徴があります:

  • バンコクパタナ学校
    • イギリス系カリキュラム
    • 充実した日本人サポート体制
    • 広大な緑地キャンパス
  • インターナショナルスクール・バンコク
    • アメリカンスタイルの教育
    • 理数系教育に定評
    • 充実した進学指導

現地での教育と文化の違い:親としての心得

バンコクでの教育は、日本とは大きく異なる特徴を持っています。

主な違いは以下の3点です:

  1. 教育スタイル
    自主性・創造性の重視
    積極的な発言を推奨
    プロジェクト型学習が多い
  2. 評価方法
    プレゼンテーション重視
    継続的な評価
    個人の成長過程を重視

親の関わり方も日本とは異なります。

以下の表は、学校行事への保護者の参加期待度を示しています:

行事タイプ参加期待度頻度
授業参観月1回程度
文化行事中〜高学期1-2回
スポーツデイ年2-3回
ボランティア任意随時

子供向けアクティビティと習い事の情報

バンコクでは、子どもたちの才能を伸ばすための様々な機会が用意されています。

特におすすめの習い事とその特徴をご紹介します:

  • スポーツ系
    • 水泳(年間通して快適な環境)
    • ゴルフ(手頃な料金で個人レッスン)
    • サッカー(国際色豊かなチーム)
  • 芸術系
    • ピアノ(日本人講師も多数)
    • 絵画(創造性を重視)
    • ダンス(様々なジャンルに対応)

週末には、家族で楽しめる様々な教育施設があります。

人気の施設と特徴を表にまとめました:

施設名特徴おすすめ年齢
キッザニア職業体験型4-12歳
サイアム海洋世界体験学習全年齢
恐竜博物館科学教育5-15歳
子供科学館参加型展示6-12歳

異文化での暮らしにおける心構え

バンコクでの生活を楽しむためには、文化の違いを理解し、柔軟に対応する姿勢が大切です。

タイの文化と習慣:知っておきたいローカルルール

タイの人々は「マイペンライ(気にしないで)」という言葉に象徴される、おおらかな国民性を持っています。

一方で、以下のような重要なルールは必ず守る必要があります:

王室関連のマナー

  • 国歌斉唱時は必ず起立
  • 王室の肖像(紙幣など)は丁寧に扱う
  • 王室関連の話題は慎重に

仏教文化への配慮

  • 寺院訪問時は肌の露出を控える
  • 仏像は装飾品ではなく信仰の対象
  • 托鉢の僧侶を妨げない

トラブルへの対処法:失敗談から学ぶ教訓

異文化での生活では、様々なトラブルに遭遇することがあります。

以下の表は、よくあるトラブルとその対処法をまとめたものです:

トラブルの種類予防策対処法
言語の壁基本フレーズの習得翻訳アプリの活用
文化の違い事前学習と観察現地の友人に相談
生活習慣柔軟な対応コミュニティに相談

特に重要な対策として:

  1. 緊急時の連絡先リストを作成
  2. 保険の適用範囲を確認
  3. 日本人コミュニティとの関係構築

自分らしさを保つためのマインドセット

異文化での生活を楽しむためには、バランスの取れた姿勢が重要です。

以下の3つの視点を常に意識しましょう:

  1. 現地文化の受容
    違いを楽しむ心持ち
    新しい習慣への挑戦
    現地の人々との交流
  2. 日本とのつながり
    定期的な家族との連絡
    日本の季節行事の継承
    日本食を通じた文化維持
  3. 自己成長の機会
    語学力の向上
    異文化理解の深化
    新しい趣味やスキル

まとめ

バンコクでの駐在生活は、様々な挑戦と発見に満ちた素晴らしい経験となるはずです。

特に大切にしたい3つのポイントを最後に共有させていただきます:

  • オープンな心で新しい文化を受け入れる
  • コミュニティとの繋がりを大切にする
  • 自分のペースで徐々に適応していく

この記事が、皆様のバンコク生活をより豊かなものにする一助となれば幸いです。

新しい環境での生活は、きっとかけがえのない経験となるはずです。

さあ、素晴らしいバンコク生活の第一歩を踏み出しましょう。