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世界中で支援を訴えるユニセフ親善大使

世界的に見れば、日本は豊かな国です。
多くの子どもたちは戦争とは無縁な安全な暮らしをしていて、食べるものに困ることもほぼありません。
雨や風をしのげる暖かい家があり、病気になったらすぐに医師の治療を受けられますし、学校で教育も受けることができます。
しかし日本では当たり前なこの状況も、世界では当たり前ではありません。
戦争や災害により家が破壊され難民キャンプや路上で過ごす子どもたちはいて、学校に行くことができず小さなうちから働いている子どもたちもたくさんいます。

アフリカ大陸の南部は貧困率が非常に高い

また十分な食事を摂れず栄養失調で命を失う赤ちゃんもたくさんいて、日本なら簡単に治せる病気も医療体制が脆弱なため治せません。
豊かな国である日本にいると忘れてしまいがちですが、世界には今この瞬間にも尊い命が失われ多くの子どもたちが苦しんでいるわけです。
特にアフリカ大陸の南部は貧困率が非常に高く、世界中から支援を待つ子どもたちがいます。
そうした子どもたちを長く支援し続けてきたのが、ユニセフです。
ユニセフは世界各国の支部から募金を集めて、それを元に貧困地域でさまざまな活動をしています。
具体的にはワクチンや治療薬の提供、子どもたちへの教育に水の衛生を確保などなど、戦争や災害で苦しんでいる子どもたちを一人でも減らすためには必要な活動です。

現在行っているユニセフの活動だけでは足りない

ですが現在行っているユニセフの活動だけでは、まだまだ十分とはいえません。
経費を削減するなどして支援に使えるお金を増やしてい入るものの、世界中の紛争は治まる気配を見せずむしろ拡大しているとも言える状況です。
もっと多くの子どもたちを救って貧困から抜け出す手助けをするためには、より多くの支援が必要とされています。
ですが先程も述べたとおり、平和な国にいると世界中に貧困で苦しむ子どもがいるとは想像しにくいものです。
テレビのニュースやドキュメンタリーで取り上げられ一時的には見かけるものの、すぐに忘れて平和な日常生活に戻ってしまう人も多いでしょう。
もっと多くの支援を集めて助けられる子どもの数を増やすために、大きな貢献をしているのがユニセフ親善大使です。

ユニセフ親善大使の役割

ユニセフでは、貧困で苦しむ子どもたちの現状を伝えるために世界中の著名人と協力しています。
有名な俳優や音楽家、スポーツ選手など世界中で名前を知られている著名人をユニセフ親善大使に任命し、支援の必要性を訴える活動をしているわけです。
たとえば日本でも人気のあるイングランドの有名サッカー選手、ハリウッドのイケメン俳優の他に日本人のユニセフ親善大使もいて、それぞれがそれぞれの立場から情報を発信しています。
情報を発信するだけではなく、貧困で苦しむ地域を訪れ子どもたちと交流をするなどもしています。
ユニセフ親善大使の役割は非常に大きく、著名人が情報を発信することで世界の貧困問題について考える人も増えるでしょう。
テレビやSNSなどさまざまなメディアで情報を発信しながら、現地での活動を取り上げたニュースを見ることにより、著名人をきっかけに一人でも貧困問題に関心を持つ人が増えれば、支援の手も広げていくことができます。

集めた募金はすべて支援に回すべきだと指摘する意見について

支援の手が広がり多くの資金を集めることができれば、それを元手にできる活動も増えまた一人助けられる子どもが増やすことも可能です。
一部には、集めた募金はすべて支援に回すべきだと指摘する意見もあります。
確かに支援に回す直接的なお金を増やすことは重要ですが、そればかりでは長続きしません。
世界中でユニセフの活動を待っている子どもたちは多くいて、残念ながらこれからも増え続けるでしょう。
そうした子どもたちを救うためには、一時的な支援ではなく継続することが大切です。
これから5年10年と長く継続していくためには、ユニセフの活動を多くの人に知ってもらったり、現地のリアルな状況を世界中に伝えていく必要もあります。

まずは募金をするのが第一歩

こうした広報活動を通して募金をする人がさらに増えたり、ユニセフの活動に興味を持つ人が増えれば、これまで以上に充実した内容のサポートができるようになったり、切れ目なく継続することが可能です。
その結果が貧困に苦しむ子どもたちの減少で、そのためにもユニセフ親善大使の役割は非常に大きいとも言えます。
世界中にいる貧困で苦しむ子どもたちの様子をテレビやネットで見ることがあったら、まずは募金をするのが第一歩です。
それと同時にユニセフ親善大使の活動にも注目し、世界の現状をもっと知ることも大切です。
一人ひとりが現在の状況を考え行動することによって大きなうねりができて、世界中に広がり大きな影響力を持つこともあります。

まとめ

影響力が強くなれば、大国も動かしてより大きな支援ができるようになるかもしれません。
最初は好きなスポーツ選手や俳優が、ユニセフの活動をサポートしているといった理由でも構いません。
小さなきっかけでもそれが世界に目を向ける機会になり、行動に移すことにも繋がります。

 

関連リンク
ユニセフ親善大使の一覧 – Wikipedia
日本ユニセフ協会 | 「世界手洗いの日」プロジェクト